選手が動く指導者の伝え方
- TAMAYO

- 2025年7月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年7月13日
「ちゃんと言ったはずなのに、選手が動かない」
「伝えたつもりでも、響いていない」
スポーツ現場で、こんな悩みを抱えている指導者は少なくありません。
でも実は、選手が動くかどうかは
「伝え方」の前に「聴き方」で決まることが多いのです。
伝える前に、まず“聴く”こと
ある中学生サッカーチームでの出来事です。
監督は、キャプテンのプレーに不満を感じており、試合後に
「もっと声を出してリーダーシップを取れ」と強めに伝えました。
しかし、その翌週も状況は改善せず、むしろキャプテンの表情は硬く、動きも消極的に…。
そこで、監督は一歩立ち止まり、キャプテンにじっくり話を聴く時間をとりました。
すると、彼は「自分のプレーにも自信がなくて、声を出す余裕がない」
と打ち明けてくれたのです。
ここで初めて、「伝えるべきこと」が整理されました。
「声を出せ」ではなく、「自信をつけるための成功体験」
や「安心してミスできる雰囲気」がまず必要だったのです。
このように、選手の本音を“聴く”ことで、伝える内容の解像度が上がり
指導が的確になるのです。
言葉選びひとつで、選手の動きが変わる
同じ内容でも、言い方ひとつで選手の受け取り方は180度変わります。
たとえば、練習中にパスミスが続いた選手に対して
「またミスかよ。集中しろ!」と言うのか、
「今のパス、タイミングが惜しかったね。どう改善できそう?」と問いかけるのか。
前者は選手を萎縮させ、プレーを消極的にさせてしまうかもしれません
。一方後者は、選手に考える余地を与え、自分から修正する主体性を育みます。
言葉は、指導者の“意図”ではなく、選手の“受け取り方”で意味が決まります。
だからこそ、言葉を投げる前に、「いまこの選手はどんな状態か?」を観察し
寄り添う表現に言い換える習慣が大切です。
伝わる言葉には「感情」が乗っている
選手に響く言葉には、指導者自身の感情や願いがこもっていることが多いものです。
単なる技術指導ではなく、「君を信じているから挑戦してほしい」
「苦しいけど、乗り越えた先に成長がある」といった想いが言葉ににじむと
選手は自然と動き出します。
つまり、選手が動く指導とは、「教えること」ではなく
「共に歩む姿勢を見せること」でもあるのです。
選手の心を動かすには、まず「耳を傾ける」ことから。
そして、その選手の状況に合った言葉を選び、「伝える」ではなく
「届く」言葉を使う。
それが、“動く選手”を育てる指導者の伝え方です。
あなたの“ひと言”で、選手はもっと動けるようになります。
今の指導スタイルを見直したい、もっと伝える力を磨きたいという方へ。
指導者向けの実践型セッション、受付中です!
→ 詳細はこちら






コメント